FOSS4G 2017 HOKKAIDO 参加してきた
データサイエンティストのための最新知識と実践 Rではじめよう! [モダン]なデータ分析
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【狩猟・ハンター】忍び猟で初猟果 猟におけるスタンスとか感想とか・・・
とにかくうれしいことだったので、こちらにも記録として。
ベテラン猟師の協力・お膳立て無しで忍び猟で初猟果を得ました。
週末にとてもうれしいことが起きたので週が明ける前に言っておくね!!土曜日の出猟で、人生で初めて、自分で、行く場所を決めて、運転していって、歩いて、見つけて、撃って、立派なメスジカを仕留めた!ベテランハンターさん同行の流し猟ではなく、自分で歩く忍び猟では初めての猟果だった。
— 栞@くっ殺マインドで志を忘れるな (@shioriH) 2016年12月4日
詳細はリプライで続くツイートをご参照ください。
狩猟2年目にして、胸を張って自力で獲ったと言えるエゾシカを仕留めました。これほどうれしいことはありません。すべてが自己責任の狩猟において、「自分で考えて行動した」「自分なりのスタンスを持ち始めている自覚がある」この二つをしっかり感じられ、自信につながる猟果となりました。
@shioriH 狩猟においてスタンスをどう持つか、ってところは、自分の性格・腕・猟場の特性によって変わってくるものだと思う。私のスタンスは比較的チャンスに恵まれる猟場でこその甘ちゃんなスタンスではあると思う、でも、狩猟を始めて一年、やっと自分の芯を持てた気がしたのはうれしい。
— 栞@くっ殺マインドで志を忘れるな (@shioriH) 2016年12月4日
狩猟という行為は万人に受け入れられる価値観ではないですが、その行為に対して真っ向から「俺はこういう気持ちでやってるんだ」と言えるスタンスを持つこと、受け入れられるかどうかは別として、筋の通った理論を持つこと(狩猟に限ったことではないが)が強く自己肯定感につながるということを痛感した週末でありました。
雪がやんで間もない林内は非常に美しい場所でありました。(Photo by iPhone)
【今週気になった】環境系ニュース(2016.8.29~9.4) 15年度海外コンサル受注・ツマアカスズメバチ・五輪での持続可能な木材調達
・「15年度のコンサル海外受注、11・2%増/過去最大、初の1千億円超
え/国建協 」(建設工業新聞 2016.8.29)
日刊建設工業新聞 » 15年度のコンサル海外受注、11・2%増/過去最大、初の1千億円超え/国建協
”日本企業による海外の建設コンサルティング業務の受注額が15年度に過去最
高を記録したことが26日、国際建設技術協会(国建協、吉野清文理事長)がま
とめた受注実績調査結果で分かった。受注総額は前年度比11・2%増の
1038億円で、1000億円を超えたのも初めて。1件の平均受注額も過去最
高の1億21百万円(前年度比22・2%増)に上った。政府開発援助
(ODA)案件を中心に例年より規模の大きい案件に受注が集中したことが最大
の要因だ。”
・「環境アセス基準緩和は「適当」 栃木県審議会部会」(下野新聞 2016.8.30)
” 県環境審議会の環境影響評価部会(部会長・山島哲夫(やましまてつお)宇都
宮共和大シティライフ学部長)が29日、県庁で開かれ、県が諮問した工業団地造
成に伴う環境影響評価(アセスメント)義務の面積基準緩和の方針について「適
当」と評価する報告書を取りまとめた。9月の審議会で報告する。”
「外来スズメバチ、対馬で女王蜂7000匹超捕獲」(読売 2016.8.30)
”繁殖力が高く、どう猛な特定外来生物ツマアカスズメバチが長崎県対馬市に生
息している問題で、環境省と同市は、4~5月に市内90地区に仕掛けていた
ペットボトルのわなを回収した結果、推定で7000~1万2000匹の女王蜂
を捕獲したと発表した。”
前回は福井新聞の、東京オリンピックでの持続可能な調達に関する疑問についての社説
環境配慮の五輪へ 世界に誇る東京大会望む 論説 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
を紹介しましたが、組織委員会が示した「持続可能性に配慮した木材の調達基準(案)」について、立場の異なる二つの見方を紹介します
・基準の甘さを指摘する論
「発信箱 これで持続可能?=須山勉」(毎日 2016.05.25)
http://mainichi.jp/articles/20160525/ddm/005/070/034000c
・(環境認証などが遅れている)国産材の活用が期待できるとした論
「<東京五輪>東北産材活用 期待高まる」(河北新報 2016.8.17)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160817_72011.html
【今週気になった】環境系ニュース(2016.8.22~28) オリンピックの持続可能性・オオカミ再導入 など
「狩猟期における猟銃等に係る事件・事故の防止と指導取締りの推進について(通達)」(警視庁生活安全局保安課長通達2016.8.8)
オオカミ再導入論者の無責任な楽観論に対して、反対する意見の多くが、リスク対応の甘さを指摘しているわけですから、対案の提示以前の問題だと思います。「オオカミ再導入案をきっかけに2人のハンターが衝突。あなたはどちらを支持しますか?」 https://t.co/KCB76S346Y
— 桔梗屋 (@r_kikyoya) 2016年8月22日
あ、この理論と議論なんか嫌だな、という感覚をネット上で晒すには、違和感の正体を特定して理論的な根拠を添えてさらに反論されることに耐えたり答えたりする体力も必要とするので今の私には無理だぁ
— 栞@くっ殺マインドで志を忘れるな (@shioriH) 2016年8月23日
【今週気になった】環境系ニュース
「「ダンジョン飯」3巻はクラーケンを食らう!魔物料理の食品サンプルも登場」(ナタリー 8/12)
「ダンジョン飯」3巻はクラーケンを食らう!魔物料理の食品サンプルも登場 - コミックナタリー
ダンジョン飯のすばらしさを書いたブログがあるので読んでね
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「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」について(8/15 環境省報道発表資料)
環境省_「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」について
8/15に爬虫類2種3交雑種、両生類4種、魚類1科・10種・1交雑種、植物3種が新たに特定外来生物に指定された。施工期日は平成28年10月1日。
個人的に思い入れがあるのが「ダーウィンの悪夢」というドキュメンタリーのテーマだったナイルパーチの名前があがっている。アフリカのビクトリア湖に食用(白身魚として国外に輸出)として放されて生態系を破壊するだけでなく沿岸漁民がナイルパーチに依存した産業に駆逐され貧困が蔓延している様子が描かれている。
アザラシ捕獲へ新手法 襟裳岬 環境省、タイマー式網など導入(8/16 北海道新聞)
アザラシ捕獲へ新手法 襟裳岬 環境省、タイマー式網など導入 | どうしんウェブ/電子版(科学・環境)
”日高管内えりも町の襟裳岬周辺でゼニガタアザラシの漁業被害が深刻化している問題で、環境省は15日、専門家による科学委員会を札幌市内で開いた。定置網での捕獲が順調にいかなかったため、定置網に入り込んだ個体を閉じ込めるタイマー式の網や刺し網での捕獲など、秋以降に新たな手法に着手すると決めた。”
エゾシカ生息数 5年連続で減少(8/16 読売オンライン)
エゾシカ生息数 5年連続で減少 : 北海道発 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
”道は、2015年度のエゾシカの推定生息数が前年度比4万頭減の47万頭になり、5年連続で減少したと発表した。捕獲強化などが要因で、生息数はピークだった10年度の66万頭より19万頭減った。”
最近のエゾシカの話題といえばゴールデンカムイしかないだろう。アザラシも食うよ。
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国際希少野生動植物種の追加等に関する中央環境審議会答申について(8/18 環境省報道発表資料)
環境省_国際希少野生動植物種の追加等に関する中央環境審議会答申について
渡り鳥保護条約の協定国オーストラリアからとの関係の中で「国際希少野生動植物種」に鳥類112種が追加された。「国際希少野生動植物」に指定されると・販売目的の陳列の禁止・譲渡し等の禁止(例外あり)・輸出入時の承認の義務付け の規制がかかる。
ペット需要が原因で個体数を減らしているオウム・インコの類のニュースで印象的だった半年前のニュース。
【外来種】北海道 アメリカザリガニも放すと罰金よ というお話
2週間ほど前、北海道新聞で道の条例に基づいた外来種規制が始まるとニュースが出た。
「外来12種放すと罰則 道の生物多様性条例、適用開始」(どうしん 6/19)
"道の生物多様性保全条例に基づき、19日からトノサマガエルやイワミツバな
ど12種の外来種を野外に放すと、罰則が適用されるようになる。同様の条例で
罰則を設けるのは、滋賀県に次いで全国2例目。指定する外来種の中には、アメ
リカザリガニのように身近な生き物が含まれ、飼育する場合は注意が必要だ。"
規制の根拠について簡潔にまとめると
北海道生物の多様性の保全に関する条例(以下、道生物多様性条例とする)の第5章「外来種による影響の防止」のなかに
・第35条 (指定外来種を放つこと等の禁止)
・第36条 (中止命令等)
・第37条 (報告徴収及び立ち入り検査等)
という条項がある。その規定に反した場合についての罰則が第81・82条に書いてあって、
・第36条違反で30万円以下の罰金
・第37条違反で20万円以下の罰金
が課せられる。(条文参照)
飼育自体は条例で禁止されてはいないので、飼育している人は最後まで責任を持って飼おうね!!!という防除対策の根拠を道が用意したということで、6月19日にはサケの科学館でアメリカザリガニをつかって啓発イベントが開かれていたようだ。
ここでいう「指定外来種」とは、道生物多様性条例に基づいて平成27年12月18日に指定された以下の14種の生き物たちのこと。(道HP参照)
動物12種
・イノシシ・シマリス・ニホントカゲ・チョウセンスズガエル・トノサマガエル・ダルマガエル・ニホンヒキガエル・クロマルハナバチ・オオマルハナバチ・アメリカザリガニ
植物2種
・フランスギク・イワミツバ
外来生物法で既に規制されているアライグマが含まれておらず、シマリス・チョウセンスズガエル・アメリカザリガニ・フランスギク・イワミツバ以外はいわゆる国内外来種なので、外来生物法では放逐を防げない種について規制をかけるため、条例で罰則を規定したということだろう。
北海道はアライグマのパンデミックを受けて早くから外来種対策に取り組んできていて、
北海道ブルーリスト2010(北海道外来種データベース)のとりまとめ(2010年)
情報収集→対策の方針決定→対策の実行
という計画的な対策をゆっくりではあるけれど地道に進めてきているんですね。
このあたり、外来生物対策の進め方についてはこの本がバイブル的に勉強になる。IUCNのISSG(Invasive Species Specialist Group)の研究成果をしっかりと使っているので、スタンダードになり得ます。